トピックス

1997.9.17

金魚が表紙に!

日本機械学会誌(vol.100,No.946)の表紙  遂に表紙に載った!

 我が研究室における「実験的」テーマである高重力・低重力場における生命の挙動に関する研究が日本機械学会誌に掲載されました.そして,表紙にまで金魚の写真が載ることになり,金魚ともども我々も大変喜んでいるところです. 

 9月号の表紙では,金魚そのものが特に目を引くものと感じます.「機械」の雑誌に「金魚」という似つかわしくないですよね. 

表紙の金魚の写真を拡大したもの 左の写真は,先の機械学会誌の表紙を飾った金魚です.上は通常重力(G=1.0),下は過重力(G=10.0)の時のものです.我々が普段生活している環境にはG=1(約9.8kg/s2)という大きさの重力が働いています.自分の体重というのは,このG=1の時のものです. 
 過重力場とは通常より重力が増した状態です.具体的には,G=10.0では,自分の体重が10倍になります.左下の金魚は,自分の体重が10倍になった状態で泳いでいるというわけです.しかし,上と下とでは明らかに泳ぎ方が異なっています.これは,浮き袋のある体の中央は上向きの重力が働き,頭や尾には下向きに力が働くために金魚が真っ直ぐにいられないものと思われます.実に苦しそうですね. 
これは,実験装置の図です.遠心式加速装置といいます.最大G=20までつくり出すことができます.ゴンドラの大きさは,ラーメン屋さんの小型「おかもち」程度です. 
詳しくは,日本機械学会誌(vol.100 No.946)(P.51〜,通P.975〜)を参照していただきたいと思います.

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